今日、この話題を取り上げない訳にはいかないと思いました。
2010年8月、突然追い込まれた状況。
地下シェルターという狭い空間を大勢で共有し、70日間生き延びた、現場監督ルイス・
ウルスアさんはじめ鉱山作業員の方たちを讃える言葉は、簡単には見つかりません。
救助のために自らその場に向かった救援隊の方たちの勇気も素晴らしいと思いました。
最初にFENIXに乗り込み、そして最後に地上に戻った救援隊のマヌエル・ゴンサレス
さん。
1人残った地下の発着場所で、最後の通信を終えて受話器を置き、カプセルに乗り込み
扉を閉め、モニターに向かってライトでo.k.のサインを出すと間もなく、FENIXは上部
から少しずつ穴の中へと吸い上げられて行きました。
それまでの間、地上との通信は絶えることがなく、1人留まっていたマヌエルさんとの
お喋りが続いていました。まるでbarで一杯やりながら..のように、マヌエルさんと地上
の隊員たちとの楽しげな会話が途切れることはありませんでした。
きっと2ヶ月近くの間、地下の鉱山作業員の方たちへも、こんな風に会話や映像が送られ
続けて来たのでしょう。
最後の瞬間のそんな末端の情景から、この70日間の地下と地上で絶え間なく続けられて
きたであろう想像を絶する努力を想いました。
Chi Chi Chi! Le Le Le! Los mineros de Chile!
Chi Chi Chi! Le Le Le! Rescatistas de Chile!
マヌエルさんが去った後、地下では、FENIXの次の到着を待つかのようにライトだけが
その場を照らし続けていました。
その700m上で、 ピニェラ大統領がダクトに蓋をしました。マンホールほどの小さな
入り口。ずっと互いに手が届かなかった世界のどちらもが、とても大きなエネルギーに
満ち満ちたものであったと思います。
Chi Chi Chi! Le Le Le! Viva Chile!

